FXの織り込み済みは外貨の金額変動につながらない事が多い

FXの織り込み済みは外貨の金額変動につながらない事が多い

金融関連のニュースを見てみますと、たまにやや特殊な表現が用いられる事があります。その1つが織り込み済みです。織り込み済みとは、多くの方々が耳慣れている状態を示します。何回もその話を聞いているので、だんだんと人々は慣れてきてしまう状態なのですね。

 

例えば、ある時に金利の値下げに関する噂が浮上したとしましょう。すると、だんだんと外貨の金額が下がってくるのですね。利下げのムードが強くなってくれば、それも当然です。ところで人間の噂というのは、それほど長続きするものではありません。どこかでその過熱感が、冷却される事があるのです。もちろん冷却されると、それは外貨の動きに対しても影響を及ぼします。

 

そもそも外貨の動きというのは、熱の強さによって動いている一面があるのです。多くの方々が利下げに対して過熱ムードになってしまっていれば、当然外貨の金額は下がりやすくなります。もちろんその時には、FXの売り玉を保有するのが良いのですね。ところがだんだんと冷却状態になってくると、そのムードの力が弱くなってきます。それで、だんだんと下げムードが収まってくる傾向があるのです。

 

折しも最近も、ニュージーランドがそのような傾向にあります。というのも今から2ヶ月くらい前に、その国の利下げに関する発表がありました。しかもその後で、多くの方々の間でさらに利下げが追加されるというムードが蔓延していたのですね。ですのでしばらくニュージーランドは、円高ムードになっていました。ところが、人の噂はもちろん長続きするものではありません。いわゆる冷却状態になっているので、最近はだんだんとその下げムードが収まってきつつあります。

 

そして間もなく、ニュージーランドの政策金利に関する発表があるようですね。ただそろそろ利下げの話も、織り込み済みになってきています。つまり予想済みの状況ですね。多くの方々が「予想通りだ」と考えた時には、利下げによる力も弱くなるものなのです。ですので数日後のニュージーランドの発表では、たとえ利下げが確定したとしても、それほどFXのレートは下がらないのではないかと予想されています。つまり織り込み済みの状況になっていますと、FXの値動きはちょっと小さくなる事があるのですね。